私のファッションに対する認識?
「観察し、楽しみながらイノベーションを図る……」
最終的に作り出すものが何であろうと、内側から芽生えた夢想やアイディアを形にして実際の素材を使って表現するプロセスであり、社会で使われるようになってはじめてファッションになるのだと思います。
どのような作品を創るのかということだけでなく、私にとって最も大切なことは、それが意味すること、つまりデザイナーの知識が各自のアイデンティティを反映しているということ。そして、アイデンティティは周囲の社会や周りで起こっていることに左右されます。
完璧性の追求、各コレクションに何か新しいものをもたらそうとすること、成長しさらに向上していこうとする姿勢が日々私とファッションを結びつけています。
4年間マドリードの大学でファッションデザインを専攻。以来ここ10年間、Antonio PernasやUterqüe(Inditexグループに属する)などの名声高いブランドや国際的に著名なその他ブランドのデザインチームに所属してきました。
彼らには私に素晴らしい機会を与えてくれたこと、多くを学ぶことができたこと、各デザインにおいて自由に表現させてくれたこと、特に、それらの経験が新しい挑戦に立ち向かっていく後押しとなったことに、非常に感謝しています。